代表ご挨拶

当社は、木製建具部材のメーカーであり、主力商品の襖縁では、30年以上トップシェアを守っています。

先代の一楽隆(故人)が1963年に創業しました。苦心を重ねてカシュー漆の機械塗り方式を開発し、その後も米材丸太からの一貫生産体制や、集成材の襖縁の開発や廃材リサイクルの導入など、これまでの業界には無かったアイデアを次々と具現化して、安定供給と高品質を両立させることができ、販路が全国へと広がりました。

人々の求めるものは、みんなと同じものから自分らしいものへと変化しました。当然、求められる襖も変化しています。量産品としての和建具から、和を演出するための上質なアイテムとして認識されるようになってきていると感じています。

このような状況の中、当社は襖縁のフルラインナップ化を進め、現在では規格品が20品種に加えて、寺社仏閣などの個別注文にも柔軟に対応しています。

襖縁以外では、天然木の木製建具と造作材の販売に注力しています。オレフィンシート(木目を印刷したプラスチック製シート)貼りの建具が圧倒的なシェアを占めている現状において、天然木建具の市場は微少ですが、皆様に木製の良さを知っていただきたい思いから、高い技術を持った協力会社様や木工職人と連携して、今後も粘り強く継続していく所存です。

以上のように、当社の事業は襖縁や天然木建具など、非常にニッチな事業ですが、皆様にもっと認知いただき、後世に残していく価値のあるものだと信じています。今後も、製造技術の向上に励み、お取引先様との信頼関係を大切にして、20年30年先、世の中に必要とされる会社なりたいと願っております。

一楽木工株式会社
代表取締役 一楽忠良

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